【王道だけど落とし穴も多い?】沖縄のポータルサイトを活用した不動産売却について
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ポータルサイト活用は、築浅・好立地物件を高値で売却したい方におすすめの手法です。
不動産を売却したいと考えたとき、多くの方がまず思い浮かべるのが「ポータルサイトへの掲載による販売」です。現在持ち家に住まれている方も、大半がインターネットに掲載されている物件情報に問い合わせをして、ご自宅を購入された方が多いことと思います。
この方法は、築浅で好立地、すぐに住める状態の物件に非常にマッチしており、正しく活用すれば多くの購入検討者に物件情報を届けることができます。
全国的には、at home(アットホーム)やHOME’S(ホームズ)、SUUMO(スーモ)といった不動産ポータルサイトが有名です。また、収益物件に特化したポータルサイトには、楽待(らくまち)などがあり、日本中の不動産投資家が数多く登録して閲覧しています。
これらのポータルサイトの活用は、国内における不動産売却方法の王道であり、売却活動のショーウィンドウとして広く利用されていますが、沖縄においてポータルサイトを運用する場合には少し事情が異なります。
沖縄には、沖縄独自で発展したローカルポータルサイトが存在し、沖縄県民の多くはローカルサイトで物件探しをしています。具体的には「うちなーらいふ」や「GooHOME」といったサイトですが、これらのローカルサイトは県外のお客様からはあまり認知されていないため、県内と県外のバランスが非常に重要になります。売却する物件によってもターゲットは明確に異なることがあります。
ポータルサイトを活用する売却方法には、王道だからこその落とし穴もあります。今回は、ポータルサイト掲載型の沖縄の不動産売却手法について、メリットと注意点を含めて分かりやすく解説します。

■ポータルサイト掲載型の売却方法とは?
この手法は、不動産会社がお客様の物件をインターネット上の不動産ポータルサイトに掲載し、興味を持った購入希望者からの問い合わせを待つという、いわば「広告型」の販売方式になります。
百貨店のショーケースに商品を並べるかのように、整った写真・キャッチコピー・設備情報を使って魅力を伝えることが大切になります。
■この方法が向いている物件とは?
ポータルサイトを使った売却に向いている物件には、いくつかの共通点があります。
◎築年数が浅い(築1〜20年程度)
建物の劣化が少なく、リフォームせずにそのまま住める物件は、購入後すぐに生活を始められるため需要が高くなります。
◎好立地にある
交通利便性が高い場所、商業施設や学校が近いエリアなどはポータル経由でも反響が大きく、特にファミリー層の需要が旺盛です。
◎室内状態が良好(または空室で内見しやすい)
内見時の印象が良ければ、成約につながるスピードがぐんと上がります。リフォームが前提になる場合は、リフォーム後に売却活動を開始するか、想定される見積もりを取得して購入者へ説明できる状態にしておくことも重要です。
■どこに依頼しても同じじゃない!チェックすべき3つのポイント
ポータル掲載型の売却手法は、現在ほとんどの不動産会社が採用していますが、どこに依頼しても同じ成果が得られるとは限りません。
以下のポイントを満たしているかどうかが、売却成功のカギを握ります。
① セールスポイントを丁寧に表現する力があるか?
ポータルサイトでは、「文章」と「写真」が、対象不動産の第一印象を決定づけます。
たとえば以下のような表現力の差が、実際の反響数に直結します。
▲「3LDK・駅徒歩10分」
↓ ↓ ↓
○「陽当たり良好の南向き3LDK/駅徒歩10分の静かな住宅地/大型収納つき」
また、間取りの作成能力や写真の撮影能力が十分に備わっていそうかについても、事前に確認しておくこともポイントです。
ただ単に物件の情報を羅列するだけではなく、不動産の持つ魅力を十分に引き出して表現する編集力があるかどうかは極めて重要です。
② 県内・県外両方のポータルサイトの掲載に対応しているか?
沖縄という地域の特性上、購入希望者は地元の方だけでなく、本土からの移住者・投資家も非常に多いのが現実です。
そのため、以下のような点が問われます。
• at homeや楽待など、全国対応型のポータルに掲載しているか
• 沖縄県内のローカル不動産サイトにも同時掲載されているか
• SNSを駆使したデジタルマーケティングに精通しているか
• 本土の不動産会社との購入ネットワークを持っているか
県外のユーザーに情報が届かなければ、せっかくの物件も埋もれてしまうリスクがあります。リゾート性の強い不動産や宿泊施設、ゆいレールから徒歩圏内の不動産などは特に県外のユーザーが購入する傾向が強いものです。
弊社で取り扱っている物件の実績では、購入者の約半数は県外のお客様となっておりますので、沖縄の物件を取扱う際は県外とのネットワークやコミュニケーション能力が特に重要になってきます。
沖縄の不動産会社の中には、県外からの問い合わせに真摯に対応しない業者も多いので、会社の体制として、目線が内向きになっていないか注視が必要です。
③ 問い合わせ対応の体制が整っているか?
どんなに物件が魅力的でも、「問い合わせたけど返事が遅い」「内見の調整がスムーズに進まない」、これではせっかくのチャンスも逃してしまいます。
特に注意したいのが以下のポイントです。
• 土日対応ができるか(週末に内見希望が集中する)
• 電話やメールのレスポンスが早いか
• スマートフォンの利用を前提とした問合せ対応が整備されているか
• 契約条件や融資事情など、詳しい説明ができる担当者がいるか
特に沖縄では、宅建を取得したらとりあえず独立といった思考の方も多く、副業として不動産業を片手間で行っていたり、実務経験が浅い不動産会社が少なくないのも実情です。購入希望者からの信頼を得られなければ、せっかくのチャンスも逃してしまうので、注意が必要です。
■弊社が提供する“ポータルサイト活用型売却”の強み
琉球不動産コンサルティングでは、ポータルサイトを活用した売却において、以下のような独自の強みを持っています。
◎魅力を伝えるプロの編集力
物件の特徴をしっかりヒアリングしたうえで、購入者に刺さるキャッチコピーや文章を作成。間取りの制作はプロに依頼し、ひとめで分かりやすい物件ページでご所有不動産の魅力を最大限に引き出します。
◎県外バイヤーへの積極的アプローチ
東京・大阪・名古屋などの大手仲介会社や移住希望者向けプラットフォームを構成。県外在住でも購入を検討している方にアプローチし、より広範囲のニーズを掘り起こします。ポータルサイトも全国から見られることを常に意識したサイト選定を行っています。
◎海外ポータルサイトへ英語掲載ができる体制
海外向けのコンサル会社と提携することにより、日本国内に留まらず、国外へ向けて物件の魅力を発信することができる体制を整えています。内見の際にも専属のバイリンガルスタッフが対応いたします。
◎問い合わせへの即時対応体制
土日の内見・SNSからの問い合わせ対応が可能な仕組みを採用しており、即時対応・即判断ができる体制を確保。住宅設備やローン、法務に精通したスタッフが在籍しており、購入希望者に安心感を与える対応が可能です。
■王道だからこそ、プロの技術と体制が問われる売却方法
ポータルサイトを活用した売却は、広くアピールできる=チャンスが増えるという点で非常に有効な売却手法です。ターゲット層が広く、情報を積極的に開示した方が良い居住用不動産には最適な販売方法といえますが、「誰に任せても同じ」ではありません。
むしろ王道な手法であるからこそ、表現力・対応力・広告力・ネットワーク力の差が顕著に表れます。ポータルサイトには常に数多くの不動産情報が掲載されているので、まずはお客様に注目してもらい、詳細を見てもらえないことには意味がありません。
スーパーやコンビニでも、長期間陳列されていて中々売れなかった商品が、配置を変えたり、PRの仕方を工夫すると売れることがあるように、不動産も見せ方によって売れやすさは変わるものです。
売れないからといってむやみに価格を下げるのではなく、商品棚やお店を変える、表現力や集客力に強いコンサルタントに売却を依頼してみるというのも一つの選択肢になります。
◎築浅で状態の良い物件をお持ちの方
◎地元だけでなく、県外や海外の買主にもアピールしたい方
◎不動産売却で後悔をしたくない方
ぜひ、実績とノウハウを持つ琉球不動産コンサルティング㈱にご相談ください。大切な不動産を、最も適切な形で次の方へお渡しするお手伝いをいたします。
初回のご相談・査定は無料で承っております。「まずは話だけ聞いてみたい」という方も、お気軽にご連絡ください。






